プロジェクトの背景

幅広い事業領域で「光」を扱ったソリューションを提供している同社。直近の新卒採用において、選考途中での離脱や内定辞退率が増加傾向にあり、求職者が、同社の製品におけるエンドユーザーを想起しにくく、事業理解が不十分なのではないかという考えがありました。そこで弊社に、採用ホームページやダイレクトオファーメール、自社主催イベントなどにおいて、企業理解ができる会社説明映像のご相談をいただきました。

プランニング

映像を制作するにあたり、採用活動における求職者の感情の移り変わりと、求職者の企業理解の流れを整理。

今回のターゲットである認知初期層の求職者は、オファー受取時やイベント参加時に初めて同社を知るというケースが多く、加えて業界に対しての理解が浅いケースが多いと考えられることから、企業理解の入口である、「業界」と「個社」の魅力を訴求する内容に。初めて同社と接触し、映像を観た求職者へ、何の会社であり、どのような強みを持つかを印象付け興味喚起を促し、同社へのエントリーやその後の選考など次のステップへ誘導することを狙いとしました。

ウシオ電機 学生の感情と企業理解の遷移

アウトプット

初期認知段階の求職者のインサイトを考慮し、映像で伝える内容は、同社が「光を扱っている会社」かつ「モノづくりではなくソリューションを提供している会社」である、に絞りました。

光の用途のほとんどが「あかり」しかなかった時代に創業した同社。歴史や現在の事業、光が持つ可能性などを伝え、「未来は光でおもしろくなる」という同社のコーポレートスローガンの想いが伝わるような構成としています。また、光は照らす用途だけでなく、産業や医療のために活用できるなど、初めて知るような内容を散りばめることで求職者の興味を引くような仕掛けを施しています。

映像は写実的なものだけでなく、イラストを用いて視覚的にわかりやすく訴求する狙いから、立体的で奥行きの感じられるイラストと、キャッチーなキャラクターを使用することで、同社の事業や製品がわかりやすく伝わるように展開しました。

ウシオ電機 映像 光技術
ウシオ電機 採用 映像
ウシオ電機 新卒採用 映像

効果

映像公開後、技術系採用では、オファー型の求人サービスにおけるオファー承諾率が以前より5%以上上昇。結果、オファー経由のイベント・選考応募者数の増加につながりました。